フェレット情報 - 【2】副腎疾患
副腎疾患は、中年期(3〜4歳)を過ぎたフェレットに多くみられますが、1〜2歳の若年齢のフェレットでも発症します。
副腎は、生命維持のために必要なさまざまなホルモンを分泌する大切な臓器のひとつで、ストレスに弱い臓器です。
副腎が過形成や腫瘍化することにより、いずれかのホルモンが過剰に生産されさまざまな症状を引き起こします。
フェレットの場合の多くは、テストステロンやエストロジェンなどの性ステロイドホルモンの過剰分泌によりさまざまな症状を引き起こします。
犬等のクッシング症候群(コルチゾールの過剰分泌による副腎皮質機能亢進症)とは異なりますので、一般的な副腎皮質機能テストでは、フェレットの副腎疾患を診断することはできません。
症状
・脱毛−尻尾、腰、背中、腹部、首、頭部など左右対称的に脱毛します。(尻尾だけの脱毛は副腎疾患でなくてもフェレットに多くみられます。)
・皮膚の状態の悪化−皮膚が被薄化し弛緩化していきます。(うすっぺらくたるんだ状態でしわしわな感じになります。)
・皮膚の痒みとフケの発生
・乳頭の腫大−少し大きくなり赤みを帯びてきます。
・雌における外陰部の腫大-半球体上にふくれあがります。
・雄の前立腺肥大による排尿困難や膀胱炎−前立腺の過形成や嚢胞の発生により尿道が圧迫されて排尿困難になったり、膀胱炎を引き起こすことがあります。
・尿漏れや尿失禁
・貧血
・発情行動−雄のマーキングやマウント行動。性格の変化(攻撃性)。
・体臭がきつくなる。−今までの臭いと異なるツーンとした臭いが感じられます。(発情臭)
・過食、多飲、多尿
・体重の増大−過食傾向になり、特に腹部に脂肪がついてきます。(マヨネーズ体型)
・上記とは逆に体重減少の場合もあります。
・筋力の低下
※副腎疾患の場合、可視的に判断しやすいのですが、すべてが副腎からくる症状とは限りませんし、症状にも個体差があり、すべての症状がでるわけではありません。
・皮膚の状態の悪化−皮膚が被薄化し弛緩化していきます。(うすっぺらくたるんだ状態でしわしわな感じになります。)
・皮膚の痒みとフケの発生
・乳頭の腫大−少し大きくなり赤みを帯びてきます。
・雌における外陰部の腫大-半球体上にふくれあがります。
・雄の前立腺肥大による排尿困難や膀胱炎−前立腺の過形成や嚢胞の発生により尿道が圧迫されて排尿困難になったり、膀胱炎を引き起こすことがあります。
・尿漏れや尿失禁
・貧血
・発情行動−雄のマーキングやマウント行動。性格の変化(攻撃性)。
・体臭がきつくなる。−今までの臭いと異なるツーンとした臭いが感じられます。(発情臭)
・過食、多飲、多尿
・体重の増大−過食傾向になり、特に腹部に脂肪がついてきます。(マヨネーズ体型)
・上記とは逆に体重減少の場合もあります。
・筋力の低下
※副腎疾患の場合、可視的に判断しやすいのですが、すべてが副腎からくる症状とは限りませんし、症状にも個体差があり、すべての症状がでるわけではありません。
治療とケア
診断には、触診、エコー、X線検査が一般的ですが、血中の性ステロイドホルモン値の測定をする場合もあります。
試験開腹による診断の場合は、飼い主の判断になりますが、ある程度の確定的な要素がある場合の方が望ましいと思います。
フェレットの臨床数が少ない病院では、一般的な血液検査やX線検査では見落とされる危険性もあります。
実際に脱毛と痒みからアレルギーと診断され、1年間ステロイドを投与されていたケースもあります。(他の病院で診ていただいた所、副腎が5cmにまで腫大していたそうです。)
フェレットをほとんど見かけない病院で診察を受ける場合、副腎疾患の症状があり、副腎疾患と診断されなかった場合は、副腎疾患の可能性がないかを質問してみるのもよいと思います。
治療法としては、外科的な副腎の摘出手術と内科治療のどちらか、もしくは併用になります。
外科手術は、副腎の状態や症状(病理的な診断)の説明を獣医からしっかりと聞き、飼い主が判断しなければいけません。
リスクも伴いますが、以下の事も判断材料として考えてください。
・腫大化が進行している約半数の症例が副腎皮質ガンとの報告がある。
・内分泌疾患なので、他の臓器への影響が懸念される。
近年では、一般的には内科治療から始め、副腎の状態の変化を観察される場合が多いように思いますが、外科的な処置のリスクが高くないフェレットであれば、上記の事等も考え手術を優先したほうがリスクが少なく延命期間が長いと考える獣医も多いようです。
ただ、副腎は左右2つあり、多くは左副腎が障害を受けていることが多いのですが、右副腎の摘出の場合は大静脈を巻き込んでいたり肝臓に癒着していたりするケースがあるため、手術自体にリスクが伴い手術を回避するケースが多いようです。
どちらがよいのか判断は難しいのですが、副腎の状態(病理的な診断)、体力、リスク、症状、併発している病気などを複合的に考慮して判断してください。
内科治療では、リュープリン注射による治療が一般的です。(酢酸リュープロレリン)
リュープリンは、人の子宮内膜症、子宮筋腫、前立腺癌などに使われる薬です。
リュープリン治療は、副腎疾患の根治を目的とするものではなく、血中ホルモン濃度を下げ副腎疾患の症状を抑制、緩和するものです。
ただ、副腎の負担が軽減されることから、副腎の腫大が小さくなることもあります。
リューブリン治療は約1ヶ月に1回の継続的な治療が必要になります。(4ヶ月型もあります。)(病状によっては、一旦休止する場合もあります。)
リュープリン製剤は非常に高価なことと、1回の注射量も病院や症状により変わりますので、費用も1回につき5000円〜15000位とさまざまです。
効果は早ければ注射後の2週間くらいで現れることもあれば、数ヶ月後に現れる場合もあります。
また、病気の進行が進んでいたり癌化している場合は、まったく効果が現れない場合もあります。
また、メラトニン投与による症状抑制の治療もあります。
メラトニンは、もともと人や動物がもっている脳の松果腺から分泌されるホルモンのひとつです。
一般的に知られている効果として、抗酸化作用、睡眠作用、抗腫瘍作用が言われていますが、性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)、黄体刺激ホルモン(LH)の分泌の抑制により性ステロイドホルモンの分泌を抑制する効果があります。
副腎疾患の初期段階では、メラトニンのみの処方をされるケースもあり、発毛等の副腎疾患の症状が抑えられた事もよく聞きます。
メラトニン治療も、副腎疾患の症状の抑制を目的とするもので、根治を目差すものではありません。
また、日常的な投与は予防のひとつとして考える事もできますが、確固たるものはなく副作用など未知な部分も多いのが現状です。
※メラトニン分泌は、太陽の光が朝、目に入ってから15時間前後たたないと分泌されないという性質があり、外が明るい時間帯にはほとんど分泌されず、夕方以降暗くなってくると分泌量が増えてきます。夜になるとさらに増えて、午前2時頃に分泌量がピークに達します。
朝日の入る部屋で、夜は暗くできる環境がベストとも言えます。
※メラトニンは、日本国内では薬事法の関係などで生産、販売はされておらず、アメリカでは薬品ではなくサプリメントとして販売されています。
日本でもサプリメントの輸入販売サイトから入手することができます。
また、病院でも処方してもらえることがあります。
処方量は1mgを夜に与えます。
その他として、副腎の細胞を破壊する薬(ミトタン)を使うケースもありますが、有効でないと言う報告も多いようです。
日々のケアとしては、症状がさまざまなため、その症状に合わせたケアが必要になってきます。
特に皮膚の痒みがある場合は、フェレットのストレスも大きく皮膚の状態も悪いことから、かき傷が多くなる事があります。保湿効果の高いシャンプーやリンス、入浴剤などが有効です。
雄の場合は、前立腺の炎症や肥大が原因となる排尿困難に特に注意しなければいけません。排尿をしているか、頻尿になっていないか、トイレのポーズを何度も繰り返ししていないかなど、よく観察してください。
排尿困難と察したら、緊急に病院で強制的に排尿をさせなければ、尿毒症等重篤な状態になってしまいます。
あらかじめ、夜間救急動物病院等を調べて電話機の近く等に貼っておくようにしてください。
ただ、多くは病状の進行が遅く、長ければ数年以上付き合っていく病気ですので、副腎疾患になっても悲観的にならずに病気とうまく付き合ってください。
試験開腹による診断の場合は、飼い主の判断になりますが、ある程度の確定的な要素がある場合の方が望ましいと思います。
フェレットの臨床数が少ない病院では、一般的な血液検査やX線検査では見落とされる危険性もあります。
実際に脱毛と痒みからアレルギーと診断され、1年間ステロイドを投与されていたケースもあります。(他の病院で診ていただいた所、副腎が5cmにまで腫大していたそうです。)
フェレットをほとんど見かけない病院で診察を受ける場合、副腎疾患の症状があり、副腎疾患と診断されなかった場合は、副腎疾患の可能性がないかを質問してみるのもよいと思います。
治療法としては、外科的な副腎の摘出手術と内科治療のどちらか、もしくは併用になります。
外科手術は、副腎の状態や症状(病理的な診断)の説明を獣医からしっかりと聞き、飼い主が判断しなければいけません。
リスクも伴いますが、以下の事も判断材料として考えてください。
・腫大化が進行している約半数の症例が副腎皮質ガンとの報告がある。
・内分泌疾患なので、他の臓器への影響が懸念される。
近年では、一般的には内科治療から始め、副腎の状態の変化を観察される場合が多いように思いますが、外科的な処置のリスクが高くないフェレットであれば、上記の事等も考え手術を優先したほうがリスクが少なく延命期間が長いと考える獣医も多いようです。
ただ、副腎は左右2つあり、多くは左副腎が障害を受けていることが多いのですが、右副腎の摘出の場合は大静脈を巻き込んでいたり肝臓に癒着していたりするケースがあるため、手術自体にリスクが伴い手術を回避するケースが多いようです。
どちらがよいのか判断は難しいのですが、副腎の状態(病理的な診断)、体力、リスク、症状、併発している病気などを複合的に考慮して判断してください。
内科治療では、リュープリン注射による治療が一般的です。(酢酸リュープロレリン)
リュープリンは、人の子宮内膜症、子宮筋腫、前立腺癌などに使われる薬です。
リュープリン治療は、副腎疾患の根治を目的とするものではなく、血中ホルモン濃度を下げ副腎疾患の症状を抑制、緩和するものです。
ただ、副腎の負担が軽減されることから、副腎の腫大が小さくなることもあります。
リューブリン治療は約1ヶ月に1回の継続的な治療が必要になります。(4ヶ月型もあります。)(病状によっては、一旦休止する場合もあります。)
リュープリン製剤は非常に高価なことと、1回の注射量も病院や症状により変わりますので、費用も1回につき5000円〜15000位とさまざまです。
効果は早ければ注射後の2週間くらいで現れることもあれば、数ヶ月後に現れる場合もあります。
また、病気の進行が進んでいたり癌化している場合は、まったく効果が現れない場合もあります。
また、メラトニン投与による症状抑制の治療もあります。
メラトニンは、もともと人や動物がもっている脳の松果腺から分泌されるホルモンのひとつです。
一般的に知られている効果として、抗酸化作用、睡眠作用、抗腫瘍作用が言われていますが、性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)、黄体刺激ホルモン(LH)の分泌の抑制により性ステロイドホルモンの分泌を抑制する効果があります。
副腎疾患の初期段階では、メラトニンのみの処方をされるケースもあり、発毛等の副腎疾患の症状が抑えられた事もよく聞きます。
メラトニン治療も、副腎疾患の症状の抑制を目的とするもので、根治を目差すものではありません。
また、日常的な投与は予防のひとつとして考える事もできますが、確固たるものはなく副作用など未知な部分も多いのが現状です。
※メラトニン分泌は、太陽の光が朝、目に入ってから15時間前後たたないと分泌されないという性質があり、外が明るい時間帯にはほとんど分泌されず、夕方以降暗くなってくると分泌量が増えてきます。夜になるとさらに増えて、午前2時頃に分泌量がピークに達します。
朝日の入る部屋で、夜は暗くできる環境がベストとも言えます。
※メラトニンは、日本国内では薬事法の関係などで生産、販売はされておらず、アメリカでは薬品ではなくサプリメントとして販売されています。
日本でもサプリメントの輸入販売サイトから入手することができます。
また、病院でも処方してもらえることがあります。
処方量は1mgを夜に与えます。
その他として、副腎の細胞を破壊する薬(ミトタン)を使うケースもありますが、有効でないと言う報告も多いようです。
日々のケアとしては、症状がさまざまなため、その症状に合わせたケアが必要になってきます。
特に皮膚の痒みがある場合は、フェレットのストレスも大きく皮膚の状態も悪いことから、かき傷が多くなる事があります。保湿効果の高いシャンプーやリンス、入浴剤などが有効です。
雄の場合は、前立腺の炎症や肥大が原因となる排尿困難に特に注意しなければいけません。排尿をしているか、頻尿になっていないか、トイレのポーズを何度も繰り返ししていないかなど、よく観察してください。
排尿困難と察したら、緊急に病院で強制的に排尿をさせなければ、尿毒症等重篤な状態になってしまいます。
あらかじめ、夜間救急動物病院等を調べて電話機の近く等に貼っておくようにしてください。
ただ、多くは病状の進行が遅く、長ければ数年以上付き合っていく病気ですので、副腎疾患になっても悲観的にならずに病気とうまく付き合ってください。











