栄養素辞典 - グルコサミン
グルコサミン硫酸塩
関節炎へのナチュラルサポート
グルコサミン硫酸塩はほとんどの人が良く代謝でき、生体利用度の高いグルコサミンの形態です。グルコサミンは体内でグルコースから形成されグリコプロテイン、グリコ脂質、グリコサミノグリカンを含む大分子を構成する素材です。
これらの大分子は人体内で様々な関節、腱、靭帯、椎間板等を含む結合組織を形成するのに使われます。グルコサミンとこれらの大分子は血管と腸壁の成長と維持、骨と関節の細胞質基質にかかわっています。グルコサミンは滑液の主要構成物質のひとつで、関節の治癒と動きに関与しています。現在の純粋なグルコサミン硫酸塩の供給源は様々な甲殻動物の殻です。
グルコースからグルコサミンへの変換力が衰えるとグルコサミングリカンの産出能力が低下し、全般的な接合組織に影響します。研究の結果グルコサミン硫酸塩は骨関節炎、関節痛、腱、靭帯の損傷に有効であることを示唆しています。
研究
ポルトガルのセントジョーンズホスピタルによる臨床テストは関節炎の患者に対して行われました。一日1.5gmのグルコサミンを与えるグループと1.2gmのイブプロフェン(リューマチなどの治療に使う消炎鎮痛剤)を与えるグループに分けて行いました。8週間後グルコサミンのグループにはイブプロフェンのグループに比べ著しい関節痛の軽減が見られました。
イタリアのAmbrosioらによるテストによると、純粋なグルコサミンの経口投与療法により優れた臨床的、生物学的耐性が得られ、初期と第二期の生成的な関節炎の療法
の基本的プログラムに採用するべきだと示唆しています。
様々なテストにより、純粋なグルコサミン硫酸塩は容易に消化吸収されることが実証されています。研究の結果90%のグルコサミン硫酸塩は体内に吸収され、25%は関節や結合組織にとりこまれることを示しています。この自然の抗炎症物質の応用は結合組織と関節の治癒と健康維持に、ステロイドに依存しない代替物質として優れた方法と考えられています。
参考文献
Ambrosia共著「グルコサミン硫酸塩:関節における対称臨床実験」1991年著
Vaz, A.I. 「現代医学研究&オピニオン」Vol.9 1982年
グルコサミンと軟骨
健康な関節のナチュラルサポート
人間の結合組織は常にストレスにさらされていて、それが関節炎、結合組織の炎症と硬直等様々な異常の原因になります。このような苦痛に何百人ものアメリカ人が患っています。
結合組織は二つの重要な構成要素であるコラーゲンとプロテオグリカンの合成によって自ら修復できるようになっています。プロテオグリカンはコラーゲンの合成の組織と軟骨と結合組織の弾性を形成します。
グルコサミン硫酸塩はコラーゲン合成とプロテオグリカンの産出のために主要な基質を供給します。グルコースからグルコサミンへの変換能力が衰えるとプロテオグリカンの産出と結合組織の形成の割合を制限します。研究の結果グルコサミン硫酸塩は骨関節炎、関節の痛み、腱と靭帯の損傷に有益だと示唆しています。
軟骨と関節炎
コンドロイチン硫酸塩はプロテオグリカンの主要構成要因で軟骨の合成のための基質を供給します。数件の研究の結果硫酸塩分子は体内で結合組織の合成に再利用されると示唆しています。コンドロイチン硫酸塩は結合組織の産出に重要な成分ですが、気管の軟骨の利用は更に有効です。
気管の軟骨(牛の)は多量のコンドロイチン硫酸塩とII型コラーゲンを含み、これらが抗炎症物質の産出を促進します。J. Prudden医学博士はたくさんの関節炎患者に牛の気管軟骨による治療を行い、炎症を軽減し、軟骨と結合組織の合成を促進することを確認しています。Prudden博士は約300人の関節炎患者に牛の気管軟骨を経口投与しました。その結果患者の59%に素晴らしい結果得られ、26%に著しい改善が見られました。平均的な治療期間は6−8週間で、副作用は一切見られませんでした。
軟骨とリューマチ性関節炎
リューマチ性関節炎は自らの組織を攻撃する自己免疫疾患のひとつに分類されています。リューマチ性関節炎の激痛は何百万人ものアメリカ人を苦しめています。現在の研究はリューマチの炎症と痛みに軟骨を応用しています。鳥の気管軟骨を使った臨床実験では偽薬を与えたグループと比べて著しい改善が実証されています。この実験は二重盲検法により90日間に渡って行われ、気管組織からのコラーゲンも少量使用しました。コラーゲン蛋白を使用した研究は軟骨の抽出物が炎症を起こした関節や組織のT細胞の活動を変え免疫反応抑制物質として働くことを示唆しています。
グルコサミン硫酸塩と気管軟骨の組み合わせはグルコサミンや純粋なコンドロイチン硫酸塩よりも効果的だと考えれます。この特別な組み合わせは骨関節炎やリューマチ性関節炎に応用すると抗炎症と免疫抑制の働きを引き出すと思われます。
MSMと関節
MSMは吸収可能な硫黄の供給源で、健康に必須の物質です。硫黄はコラーゲンの形成に重大な要素で、結合組織の分子繊維をつなぎ合せる二硫化物の接合物質の産出に
重要な役割を担っています。MSMはまた関節の炎症を軽減する働きもあることが示唆されています。
ハーバルサポート
関節の処方には組織や関節の炎症を軽減することで使用されているハーブ、バズウェリアンとターメリック(規格化した品質の抽出物)。マンガンは軟骨と椎間板の形成に重要な共同因子です。
参考文献
Drovantiらの共同研究:「グルコサミン硫酸塩の関節炎に対する経口投与による治癒効果」1980年
Rovetta G:「グルコサミノグリクロノグリカン硫酸塩の膝の骨関節炎の治療への応用」1991年Trentham工学博士:「リューマチ性関節炎へのコラーゲンの経口投与」1993年









