栄養素辞典 - サメ軟骨
サメは骨の約70%が軟骨です。
成分は、特殊なタンパク質とコンドロイチン硫酸だと考えられています。
そのほかにもムコ多糖体も含まれていて、免疫活性作用があることがわかっています。
骨と軟骨の違いは、血管のあるなしです。
骨に血管がありますが、軟骨には血管ができません。軟骨には血管が形成されるのを抑える成分があるから、この成分をガンに投与すれば、ガンの増殖や転移に必要不可欠な新生血管ができるのを抑えることができます。
またガンの痛みもかなり軽減させます。
サメが注目されたのは発ガン物質を高濃度に入れたプールで飼養されてもガンにならないからで、サメにはガンにならない何かがあると研究されたのです。
その結果、サメの軟骨のなかの血管造成抑制物質がガン細胞の増殖に必要な血管のネットワークをつくりにくくするからだということがわかりました。
「ガン細胞は、自らの成長に栄養血管をほしがるので、新生血管のネットワークをつくらせなくするようにすればよいのです。
産のもつ、驚異的な抗ガン作用は、軟骨に含まれている抗脈管形成成分と呼ばれるタンパク質の一種だとわかってきました。
乳ガン、前立腺ガン、子宮ガン、中枢神経腫瘍、子宮筋腫など新生血管の形成がより盛んな固形ガン、さらに糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、骨関節症やリウマチなどにも有効です」
さらにビタミンCなどの併用して高い効果をあげています。
アメリカでの研究によると、鮫の軟骨はさまざまな腫瘍に有効であると報告があります。
腹部に外科的な手術もできないほど巨大なかたい腫瘍ができた患者に、サメ軟骨を投与したところ、6週間後には腫瘍がやわらかく変化し、16週間後には腫瘍が2割ほど小さくなっていました。
そのため手術が可能となり腫瘍を切除するとほとんど死滅した状態で出血も少なかったというのです。
これはサメ軟骨の血管生成を抑える効果によって血管が絶たれ、腫瘍に栄養がいかなかったためです。
サメ軟骨は子宮筋腫のような両性の腫瘍にも有効で、良性とはいえ血管をつくって栄養を補給しているため、ガンを死滅させるのと同じメカニズムで腫瘍を小さくすることができるのです。









