栄養素辞典 - ナトリウム
ナトリウムNa
血液や細胞外液に多く溶けており、細胞の新陳代謝を活発にするとともに、体内の水分の調整をしています。
筋肉の細胞が神経の刺激で運動する時は、瞬間的にナトリウムが細胞の中に入ってきて、その分カリウムが細胞の外に出ます。
普通はナトリウムポンプのシステムが働いて、ただちにナトリウムを細胞の外に汲み出すのですが、それが何らかの事情でうまくいかないと、細胞内のナトリウムは水分を呼び込むので、細胞内に水分が多くなってしまいます。
むくみの典型的なパターンです。
もし、それが血管の細胞ですと、血管が水膨れで厚くなるので、血管の内腔を狭くしてしまい、高血圧のもとになります。
ナトリウムポンプが正常に働くには、細胞内にマグネシウムが十分にあることが必要です。
また、ナトリウムは、カリウムと対抗的かつ相補的に働いて、神経刺激の伝達をする場面でなくてはならないミネラルです。
カリウムが神経や筋肉の興奮をさせる働きをしますが、ナトリウムはこの興奮をととのえる働きをします。
ナトリウムは食塩から十分に摂れるので、通常は不足するということはありません。
代謝の調節は副腎皮質ホルモンがしています。
排泄は90%が尿からで残りは汗からでます。
のぞましい摂取量は1日10グラム以下といわれますが、日本人は実際には平均値で12グラム程度摂っているのです。
食品にもともと入っている量は3グラム。
加工業者が加える分が3グラム。
残り6グラムは消費者が塩としてふりかけています。
つけものは特に塩からいので要注意です。
化学調味料や甘い清涼飲料水などからもナトリウムは入ってきます。
高ナトリウムは胃ガンを誘発することもわかっていますから塩からいものは思い切ってカットした方がいいということです。
どんなにカットしたつもりでも必要量程度は摂取しているのです。









